ハイセンスの4K液晶テレビで高性能の映像エンジン「レグザエンジンNEO」搭載した、BS/CS 4Kチューナー内蔵で43インチの「43A6800」を購入しましたので簡単にレビューしていきます。
「50A6800」は同機能の50インチ版です。
ちなみに過去に使用していたTVは2011年発売の「REGZA 26ZP2」です。
Hisense 43A6800 画像レビュー
撮影がスマホのカメラなので画像の画質は悪いですが実際はもっと綺麗に見えます。
今までPCデスク上には27インチまでしか置いた事が無かったので43インチはかなり大きく感じます。
裏面。布団等の上でスタンドの組み立てをすると楽で1人でも組み立てれると思います(重さが約12キロ有るので自信がない方は複数人か組み立て依頼をした方がいいかもしれません)
端子類。電源コードも取り外し可能。
miniB-CASカードはスマホなどのSIMカード並の大きさで挿しにくいのでスタンド組立時に挿しとくと楽です。
録画用HDDを1つだけ繋げる時は下側の「USB入力2」を使用しましょう。
自分は「USB入力1」に接続してしまい、あれ?動かねえじゃん。と別のHDDを接続したりアホな事をしていました。
下側から。スピーカーの音は下から出ています。
右側(画面を正面から見たら左側)のクリアのプラスチック部分は「電源ランプ」、「リモコン受光部」、「ジョイスティックボタン」の機能を持っています。
ジョイスティックボタンは電源オン・オフ、音量変更、入力切替、チャンネル変更といった基本的な操作が出来ます。
上がHisense 43A6800、下がREGZA 26ZP2のリモコン。
ちょっとメッキが入ってますが高級感とかは特に感じない…
「REGZA 26ZP2」からの乗り換えでしたがボタン配置は多少の違いは有りますが、一部を除き(後述)ほぼストレスも無く使用できます。
画質・音質・操作感・不満点
画質設定
ニュース、ドラマ、映画、スポーツ、バラエティなどなど様々なジャンルがありますが、どれも4Kソースではない地上デジタル放送ですが十分に満足できるレベルで綺麗。
特に綺麗に撮れているドラマや映画、スポーツ番組は大満足できました。
ただ、映像ソース(地デジ化以前の古い映像や画質の粗い映像)によっては小さい画面の「REGZA 26ZP2」の方が綺麗だったかもと感じる事もあります。
※画質に関しては、目の肥えていない7、8年程前のフルHDTVから買い替えた使用者の感想です。
上を見たら上位機種の方が多い価格帯のモデルですので上位機種持ちの人には鼻で笑われてしまうかもしれませんね。
なめらか調整は倍速ほどではないがフレーム間を補間し映像をなめらかにしてくれる機能。
最大設定のクリアスムーズは映像ソースによっては映像に破綻が見られる。
なので自分はスムーズを使用していますがスムーズでも十分になめらかな映像を堪能できます。
音質
TVとしては十分に満足できる音量、音質です。
隣人に気を使う賃貸住まいの自分には、人の声を聴きやすくする「クリア音声」、急な大きいBGMやCM音声などでも音量差を調節してくれる「オートボリューム」使用が快適。
操作感
設定メニューはレグザからの移行なら同じような内容が多いのですんなり設定できる。
下でも書いていますが設定メニューを開くのは遅いが、開いてからはそれなりにサクサク設定できます。
YouTubeアプリを試してみましたややもっさり気味でPCがあればPCで見たほうが快適です。
DMMのアプリも試してみましたが購入した「ストリーミング期限無期限」のコンテンツでも表示されない物が多い。
表示されて見れる物も有るのですが何の差でしょうか。
番組表の情報量も4K表示なので多い。下でも書きましたが操作感は悪い。
不満点
電源オンオフ、HDMI入力切替、設定メニューの表示、番組表表示、それぞれ全般的にもっさり気味。滅茶苦茶遅いって訳では無いが人によってはややストレスになるかもしれません。
ただ例外もあり録画番組のCMスキップ、早送り、巻き戻しは前のTVで使用していた同じHDDでUSB3.0対応でも無いのにサクサクに操作でき、ドラマとかは録画派の自分には嬉しいポイントです。
もう一つの不満点はリモコンのボタンの数と配置。
レグザのと比べてもらえれば分かりますが真ん中の番組表などを操作をする4方向の<>の矢印ボタンが1種類しか無く1番組ずつ操作するしかない。
レグザには<>と≪≫の様に2種類有り1番組ずつ操作、1ページでスクロールと2種類の操作方法が有る。
PCのブラウザで例えると下にスクロールするのにキーボードの十字矢印しか使えずに、スペースキーやスクロールホイールでのスクロールが出来ない様な状態です。
1週間分番組表を取得できますが1週間後まで全部見ていこうと思うとかなり時間がかかります。
長押しで飛ばすことも可能ですが長押し中は番組表の中身が見れないので実用的ではありません。
それと下側4つのボタンは個人的に不要で録画番組の操作を一番下に配置してほしかったですね。
もう一つの不満点はTV側の電源ランプ。
待機状態でも結構明るく光るので部屋を暗くすると眩しい。
リモコン受光部も兼ねているので隠すこともできません。
ハイセンスさん。この辺アプデで対応してくれないかな…
PCモニタとしての使用感
適当にウインドウを並べてみました。画像の表示スケールは125%
Windowsの設定で表示スケールが100%のままだと文字が小さ過ぎて見えませんので、125~150%くらいにするのがオススメです。
映像モードはゲームモードを使用。
それ以外のモードだとマウス操作などで明らかに分かるレベルの遅延が有ります。
動画だけ見る時なら他のモードでもいいですが、ネットサーフィンや何か作業をする時にはゲームモードがいいと思います。
明るさもバックライトを0に近づければそれなりに暗くなるので暗めな部屋でも目潰しモニターって事も無さそう。
設定もシャープネス、色温度、コントラスト(ユニカラー)など通常のPCモニターで有るような設定も出来ます。
作業領域がフルHDの1080pに比べ4倍有りますのでアプリやウインドウを複数並べれたりでき便利。
ただ高さが約62cm有るのと、これは極端ですが、/←の様に本体に微妙な角度がついている気がします。
そのため画面の上の方を見るのが結構疲れるので椅子の高さを変えるなどの工夫が必要。
自分はメインのPCモニターは別で用意しテレビ兼サブモニターにしました。
サイドに置くことに寄って距離感も取れ上側の見にくさも解消しました。
ゲームモードの使用感
「ゲームモード」の最小遅延は約0.83msecです。※パネルによる遅延は除く
上の画像で比較してるのはPCモニタの「BENQ EW277HDR」※EW277HDR レビュー
フルHD時、4K共に「43A6800」が遅れています。4K時は特に遅れてます。
どちらもグラボからのHDMI接続、フルHDと4Kと違う種類での比較であまり正確では無いかもしれませんので参考までに。
PCモニタと比べて遅延が有ると言っても実際の体感では全く感じませんし十分に速いと思います。
応答速度はTVでは珍しく公表されており「8ms」とのこと。
FPSなどやってみましたがやや残像が有るかなといった印象。(プレイ出来ないレベルではない)
応答速度はPCモニタが優れているとはっきり分かる。
PCモニタの方が優秀みたいに書いていますが、大画面で高画質という点では「43A6800」が断然上ですのでプレイするゲームによっては全然有りです。
総評
不満点もいろいろ書きましたがどれも致命的な欠点では無く、「43A6800」が5万円台、「50A6800」が7万円台でHDR、BS/CS 4Kチューナー内蔵、W裏番組録画、レグザエンジン搭載と機能も豊富で画質の満足度も高くコストパフォーマンスは十分高いと思います。
メーカーがハイセンスと中国の企業ですので敬遠する方もいるかもしれません。
10万超えの高級TVならできるだけ日本製を選んだほうが良いのかもしれませんが、日本のメーカーで「A6800」シリーズと同価格帯を買うなら「43A6800」「50A6800」も十分選択肢に入れても良いと思います。
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